湘南のストリートが育んだ、自然体なキャラクターとフリーなマインド。
湘南・鵠沼をローカルとするスケーターであり、モデルとしても活躍するDAISAKUさん。ファッション誌のカバーに起用されたことをきっかけに、弱冠18歳にして国内外の有名ブランドからのオファーも絶えない。ネクストカミングなティーンとして注目される彼の魅力のひとつは、その“自然体”なキャラクターにある。誰にでも分け隔てなく接するそのピースでフリーなマインドや、飾らない笑顔に魅了される人も多い。今回は、そんな彼がいつも仲間と滑って遊んでいるという、鵠沼公園の「なぎさスケートパーク」で彼の日常を垣間見た。
ルールやトレンドにとらわれず、そのときのフィーリングで着る。
スケボーをライフスタイルとする彼の日常着は、基本的にTシャツ×ジーンズ。ラフで気取らないファッションが多く「トレンドとかブランドとか、そういうルールとかこだわりに縛られないで、その日の気分で適当に選びたい」と話す。服を買う店も特に決めていない。近所のスケートショップや気になったスケートブランドから友達が作るアパレルブランドまで、自由な感性でそのときに「いい」と思うものを選びとる。服選びのスタイルも、なんとも彼らしい。
ベージュのキマり過ぎないところが“自分っぽい”。
<アウトドアプロダクツ>の数あるデイパックの中から、ベージュカラーの452Uを選んだDAISAKUさん。定番プロダクトを選ぶあたりも「トレンドに左右されない」という彼の信念が伺える。「ずっと変わらないデザイン」というのも気に入ったポイントのひとつ。
「カラーはブラックだとカッチリきまり過ぎてしまう気がするし、派手なカラーは僕の持っている服的に合わせるものを選んでしまう。何も考えずにガサッと背負えるベージュ。キマり過ぎないこの色が一番自分っぽいですね」。
スケボーで転んだり汚したりしてしまうことから、丈夫な素材であることはスケーターのモノ選びの必須条件。「たくさん入るのもいいですね!」と嬉しそうに私物を入れ「学校に行くときのバッグにも使えるから嬉しい」と話してくれた。
スケボーは自己表現であり、インスピレーションの源。
近所にスケートショップがあったり、インターネットで海外のスケーターを目にしたりと、幼い頃からDAISAKUさんの周りではスケートカルチャーが身近なものだったという。中でもスケボーを始めた一番のきっかけは幼馴染の影響。そばにいる彼がスケボーをしていたことをきっかけに、小学6年生の頃から本格的に滑り始めた。仲間とつるんで遊ぶのはもちろん、今やスケボーは彼の大事な自己表現の手段であり、インスピレーションの源でもある。
スケーターとして、モデルとして、アーティストとして。
実はアーティストとしての側面も持つDAISAKUさん。「アナログコラージュ」のアートワークを販売し、その売り上げをドネーションする、という社会活動も行っている。今後は「アートのクリエイションやスケボーを続けながら、海外での活動にも挑戦していきたい」と少し照れながら語ってくれた。スケーター、モデルにアーティスト。様々な顔をもつエネルギッシュなクリエイティブユースの今後から目が離せない。